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春バテと花粉にご用心


こんばんは。ひだまり堂の中島です。

なんだか春の陽気になったと思ったとたんに、またまた気温が下がってきましたね。

先日とても暖かかった日ろりも気温差が10度近くあるとか・・・!

皆さんは「春バテ」という言葉をご存知でしょうか?私も先日テレビで初めて耳にしたのですが、冬から春へ季節が移り替わる際の、気温差によって夏バテと同じように身体がばててしまう症状の様です。

気温差に身体がついていけず、自律神経のバランスが乱れてしまい、身体のだるさや頭痛といった症状がでてきます。確かに半袖でも良いぽかぽか陽気の次の日に北風が吹いた日には春なの?夏なの?と身体も戸惑ってしまいますよね。

あまり東洋医学は得意ではないのですが、少しお話しを。東洋医学の「五行説」という考え方の中には、春は「肝」が影響を受けやすい季節とされています。東洋医学の「肝」とは、西洋医学でいう「肝臓」とは異なり、単なる臓器の名前ではなく、東洋医学的に考えられる臓腑のはたらき、それによって生じる様々な現象も含んだ呼び名となっております。

とてもざっくりと「肝」のはたらきをいうと、気の動きを調節、血を貯蔵し出ていく血の量を調節する・・・といった感じです。これらが失調するとめぐりめぐって生理不順や月経痛があらわれやすかったり、咳や痰がからまりやすくなったりといった症状が出やすくなります。また、肝は爪や筋・目にも関わりが深く、爪の色が悪くなったり、目が疲れやすい、こむら返りといった症状も引き起します。

そして面白いのが、肝は怒りの感情とも強く結びついているとされており、激しい怒りは肝を変調させるといわれています。怒りすぎには要注意です。

つまり春は「肝」が変調しやすいから、上記のような症状に気を付けて!!もし心当たりがある症状があったら鍼灸治療が効果的ですよ♪ということです。東洋医学はくわしく説明するとなると大変長くなってしまいますので簡単にお話ししました。深く考えず「ふーんそうなんだ~」くらいに思ってください。これだけでも東洋医学の摩訶不思議さがあらわれますね。勉強した我々ですらまだまだ未知な部分がたくさんあります。しかし2000年以上も歴史を持つものが、今もこうして使われているとはあなどれませんよね。

それと同時にこの時期は、「花粉」が猛威を奮ってきますね・・・。当院にいらっしゃる患者さんの半分以上の方が花粉症を訴えていらっしゃいます。そんな方には、花粉症に特化した治療も普段の治療に取り入れさせていただいております。これがなかなか効果的!薬は眠たくなるので飲みたくないという方には大変おすすめです。

また、花粉症の悪化原因の一つとして知っておいていただきたいのが、春バテにも通じるところがあるのですが、暖かい空気を肌が感じると身体の抵抗力は油断してしまい、その無防備な身体に冷たい空気が触れると、くしゃみや眼・鼻のかゆみや炎症反応を起こしやすいといわれております。ちょっと暖かくなってきたからといって薄着してしますその油断こそが、花粉悪化の一つの原因でもあるのです!まだまだ油断できない季節。冷え対策はしっかりしていきましょう!

冷えは女性の天敵です・・・

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