腰痛と腸!!?
こんにちは。ひだまり堂の中島です。
気温が低くなってきたせいか、近頃肩こり・腰痛・膝痛といった、
オーソドックスな症状を訴える患者様が多くなっております。
冷えは女性の天敵です。血流が悪くなり様々な症状を引き起こします。
腰痛もちスペシャリストの私も、実は近頃調子が悪いです・・・
その為、時間が空いたところで砂生先生に治療をしてもらっています。
昨日も時間の合間をぬって、腰回りを局所的に鍼してもらいました。
砂生先生には何度も腰の治療をしてもらっているので、私の腰の状態そして効果がでるツボもよくわかってくれています。しかし人の体はその日のコンディションによって変化していくもの。いつも同じツボを使えば治るというわけではございません。
昨日は腰から太ももの裏にかけて鈍痛があったので、腰からお尻にかけて、砂生先生セレクトのツボに鍼をしてもらいました。治療前は足先に血流がめぐっていない様な感覚と、痛みのある右側だけが冷えている状態でしたが、鍼をするとみるみる腰から足にかけて血のめぐりを感じ、冷えていた感覚もなくなっていくのがわかります。
この感覚はたまらなく気持ちがいいです・・・
「やっぱり鍼はすごい!」
と改めて実感。腰の痛みも徐々に軽減し、軽快な動きが戻ってきました!
その後、診療にあたっていたのですが、その時にいつもとは違う治療効果を実感!
グルグルグル~
となにやらお腹が動く音が・・・
腸がこれでもか!というくらい動き出してきました。
患者さんの治療に入っていたので、お腹の音が聞こえてしまうのではないかと、ひやひやしてしまうくらいです。(笑)
腰痛と腸。
一見関係なさそうですが、実は深く関わっています。
腰痛をお持ちの方の中には、便秘になやんでいる方が多く見受けられます。その逆もしかり。といいますのも、腰痛の原因を引き起こす、または腰痛の予防に不可欠な筋肉「腸腰筋」という筋肉が深く関係してきます。
「腸腰筋」は腰椎と太ももの骨をつないでいる筋肉で、この筋が固くなると骨盤の歪みが生じ、その歪みは腰椎にまでおよびます。
この「腸腰筋」と腸の位置関係をみてみると、腸は「腸腰筋」の前方に位置する臓器のため、「腸腰筋」が固くなると腸にまでその緊張が伝わり固くなってしまうのです!
腸は伸縮を繰り返しながら便を運んでいきますが、その動きが悪くなり、便秘を引き起こしてしまうのですね。腰痛があり、それに準じて便秘になった!という方は「腸腰筋」の固さが原因かもしれません。
また、鍼をすると腸の動きをよくする副交感神経が優位に働いてくるので、腸の動きも活発になる効果もあります。
その逆で、便秘から腰痛を引き起こすケースもあります。
便やガスが溜まって大腸が膨らむと、腹部周辺の血管・神経を圧迫してしまうため、血液がうまく巡らなくなり新陳代謝が悪くなってしまいます。また、排出されずに溜まった便からは有害物質が発生し、大腸に吸収され、全身へ、特に大腸に近い腰部へと多くながれる為、腰の痛みにも一役買ってしまうのですね。
今まで腰の治療を何度もしてもらってきましたが、ここまで腸の動きが活発になったのは初めてでした!お通じも大変よくなり、身体の外も中も快適な状態です♪
腰痛と腸・・・関係は思った以上に深い!
一言に「腰痛」といっても、何が原因なのか、またその腰痛によって様々な症状が引き起っているのか。それは人により様々です。
私は昨日まで特に腸の動きが悪いという自覚症状はなかったのですが、治療をしてもらったことで自分の腸の動きが少々わるくなっていたのだなーと実感できました。
この様に治療してもらってはじめて気づく症状も実は多いのです。
人の体の面白さを改めて実感した、そんな素敵なひと時でした。
砂生先生、どうもありがとう~~♪♪